高出力および振動周波数を
カスタマイズできる
「リニア共振アクチュエータ」
高出力な振動アクチュエータを活用し、より便利な生活、より楽しい趣味の世界、
より安心安全な職場環境などに役立つ製品の開発を共に目指しませんか。

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  • 募集内容

    村田製作所が開発した高性能な「リニア共振アクチュエータ」を活用し、新たな製品を共創いただけるパートナー

  • 活用商材

    高出力、応答性・耐久性にも優れ、ニーズに合わせて振動周波数をカスタマイズできる「リニア共振アクチュエータ」

MATCHING
POINT

  • ・音でユーザーに通知することに課題がある企業様(例えば大きな音がする場所で使用する機器を開発しているなど)
  • ・「振動」で状態を告知する機器の開発で振動デバイスの出力に課題がある企業様
  • ・「振動」で状態を告知する機器に、耐衝撃性や防水性などの屋外利用のための機能が必要な企業様
デバイス画像

振動を活用したアプリケーションは、スマホ、カメラ、運動機器、美容機器、医療機器など、幅広い分野で実現されてきました。また近年では「実際に物に触れているような感触」を得る「ハプティクス技術」の領域にも、振動は重要な機能となってきています。
このような機能の実現に、振動アクチュエータが貢献しています。ハプティクスの用途では小型製品への活用は進んでいますが、大型製品にはまだこれからという状態です。その原因の1つとして、振動アクチュエータの振動量を大きくするとアクチュエータサイズも大きくなってしまうということが挙げられます。
村田製作所ではハプティクスにも使用できるほどの応答性があり、さらに屋外で使用する重い機器を想定した、より高出力な振動アクチュエータとなる「リニア共振アクチュエータ」を開発しました。ニーズに合わせて振動周波数をカスタマイズ可能です。
村田製作所の、高出力、応答性・耐久性にも優れた「リニア共振アクチュエータ」をご活用いただき、人々の生活や活動を便利に、楽しく、安全にといった、新たな価値観を創り出せる可能性のあるパートナー様を募集します。

「リニア共振アクチュエータ」について

振動アクチュエータとして使用されるものは主に、取り付けた偏心分銅を回転モータで回して振動を発生させる「偏心回転モータ(ERM)」と、単一軸方向に振動力を発生させる「リニア共振アクチュエータ(LRA)」があります。

「偏心回転モータ」はエネルギー効率が良いので時間をかけても確実に大きな振動を発揮させることに向いており、単純な構造のため周波数のカスタマイズが容易です。
それに比べて「リニア共振アクチュエータ」は「応答性がよく」「(短時間での使用が可能で)消費電力が小さく」「広い周波数の帯域で振動を発生させることができる」というのが特長です。 一方で、 やや複雑な構造になるため、一般的には周波数のカスタマイズは限定されます。

村田製作所ではこの「リニア共振アクチュエータ」をさらに発展させ、独自の特長を持たせると同時に、周波数をカスタマイズしやすくすることにも成功しました。この新しい「リニア共振アクチュエータ」を広くみなさまにご提供していきます。

リニア共振アクチュエータと偏心回転モータの特長比較表
弊社Φ25LRAの測定結果 ムラタの25LRA測定結果グラフ
  • 振動を意図してから発生するまでの時間が早い
  • 短い時間間隔での振動が得意
一般ERM(Φ25)の測定結果 一般ERMの測定結果グラフ
  • 振動を意図してから発生するまでの時間が長い
  • 長い時間継続した振動が得意

村田製作所の「リニア共振アクチュエータ」の特長

「応答性の良さ」や「広い周波数」といった従来のリニア共振アクチュエータの特長はそのままに、さらに高性能な特長を備えています。

特長01高出力に対応

一般的な同体積のリニア共振アクチュエータより高出力を実現しました。従来より強い振動によって、重い(現状は3Kgまで)筐体でも振動を体感することができます。

出力グラフ表

特長02特定の周波数にピークのカスタマイズが可能

50~300Hzの範囲内で、共振周波数(F0±5Hz)帯をカスタムすることが可能です。たとえば、使用環境下のノイズ振動ともっとも区別がつく特定の共振周波数に固定することができ、これがリニア共振アクチュエータの小型化へのご提案にもつながっています。

周波数グラフ表

特長03防水性・耐衝撃性に優れる

シンプルな構造のため、標準構造のケーシングで防水性、耐衝撃性を確保しています。防水や耐衝撃のためにオプションをつける必要もないので、低コスト化にも貢献します。

水中で振動する様子 水中で振動する様子

特長04「音」として利用できる可能性

入力電圧に対する追従性が良いという特長は、スピーカーのように音が出せるということにもつながります。接触面を振動板の代わりにして音を鳴らすことができるので、空間全体にサウンドを響かせたいときに便利です。ユーザーが聞き取りやすい「音」として利用できる可能性もご提案します。たとえば水中で音に包まれたり、騒音のある作業環境でヘルメットを通じて音に包まれたりするような体験ができます。窓ガラスや壁、木製家具など、接触面の種類によって音の大きさや音質が異なります。

取り付けられたプラスティックのケースが発音する様子 取り付けられたプラスティックのケースが
発音する様子
ヘルツ数のグラフ

村田製作所の「リニア共振アクチュエータ」の活用領域

高出力で大きな振動を発生することができ、振動ノイズの多い環境で使え、さらに防水性・耐衝撃性に優れているという点から、アウトドアスポーツ、工事現場など、特に屋外の音の大きい場所で使用される機器に活用することが、本アクチュエータのメリットを活かすことにつながります。

各アクチュエータの出力分布図

車やバイクでは「ロードノイズに埋もれない」、工事現場などでは「ドリルなどの切削振動に埋もれない」、フライスや旋盤などでは「機械加工の設備振動に埋もれない」、このような領域での活用をご検討いただければと思います。
その他にも、運動・健康機器、医療機器、美容機器、電子玩具、知育玩具、ナビゲーションデバイス、小型電動機器、サービス・癒しロボット、家具、レジャー関連機器など、さまざまな製品への活用の可能性を共に追求していきましょう。

お問い合わせ

村田製作所では、高出力、周波数カスタマイズ可能な「リニア共振アクチュエータ」をご活用いただき、
人々の生活や活動を便利に、楽しく、安全にといった、
新たな価値観を創り出せる可能性のあるパートナー様を募集いたします。
村田製作所との協業にご関心のある企業様は、お問い合わせフォームにてお気軽にお問い合わせください。

村田製作所 新規事業推進部 高田和英

開発者の声

村田製作所
新規事業推進部

高田和英(たかた かずひで)

近年、振動を使ったおもしろい小型電子機器(ゲームコントローラー、スマホなど)が登場してきています。そこで、より大きな機器でもできるのではないかと思い、高出力の振動アクチュエータを開発しました。地道にPR活動を行っておりますがリソースの都合でご紹介できておらず、ご認知いただけていない方に本ページがきっかけで、共におもしろいものを創り上げることに至れば幸いです。

手を取り合う様子

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