RFID活用事例
医療機器照合

ムラタのRFIDが医療の安全と効率化をサポートします。

内視鏡や各種超音波診断装置、電気メスや超音波凝固切開装置等エネルギー処置具などの医療用機器の交換パーツにおいて、手術や洗浄などの適切な履歴管理を行うことにRFIDが貢献します。また、自動で使用する機器の情報が取得可能となり、業務の効率化を図ることができます。

医療機器の困りごと

内視鏡をはじめとする医療機器では、感染を防ぐため適切な使用管理が求められます。
また、機器本体とアタッチメント取り違いを防ぐため、人手によるバーコード読み取りを行っており医療現場の効率化を妨げています。

  • 医療機器がいつ使ったものか、何回使用しているのか、正確に把握しなければならない困難さをイメージ

    • 洗浄履歴、使用回数、有効期限の確認漏れや間違いが発生する
  • 各部のバーコードを人が手動で読み取っているイメージ

    • 人手によるバーコード読み取りが必要
  • 内視鏡での手術イメージ

    • スコープの稼動実績が把握できていない

RFIDを導入すると…

適切な使用の管理を自動で行うことができ、業務の効率化が図れます。

  • 使用回数上限や有効期限を確認することができ、照合確認時間も効率化できる
  • アタッチメントの情報を自動で読み取り記録することが可能となり効率化を図ることができるとともに
    記録漏れなどのヒューマンエラーを防止する
  • 取得データを元に医療機器の稼働率を把握可能
  • 困り事解決以外に、以下の実現も可能
    個々のアタッチメントに最適なデバイス設定を書き込むことで、装置に取り付けた時にデバイス設定を確認できる

Why RFID

  • 書き換え可能なメモリ(Userメモリ、EPCメモリ)に、製品情報や使用履歴の保存が可能
  • パスワードロック機能により、読み取り/書き換えの防止も可能
  • 個々のICが持つ、書き換え不可能な固有のシリアルNoを使って、製造履歴の照合が可能
  • 近接での照合が可能で、リーダライタとタグのスペースが不要
  • 非接触方式の読み取りのため磨耗のリスクがなく、薬液等で汚れた場合も読み取り可能

Why Murata

    • 小型/堅牢という特徴により、現状のパーツデザインを保持したまま、
      パーツへの埋め込みが可能

    • 近距離通信により個々のパーツの照合を行い、間違って周囲のパーツを読み取ることがない
    • タグだけでなくリーダライタ組み込みやアンテナのデザインについてサポート可能

読み取り方法

  • RFIDタグを内視鏡に、リーダライタ/アンテナを内視鏡の内視鏡システムに組み込んでいるイラスト

    • RFIDタグを内視鏡、リーダライタ/アンテナを内視鏡システムに組み込む
  • 内視鏡システムにビデオスコープを接続することで読み取り・書き込みが行われるというイメージ

    • 消耗品を内視鏡システムに取り付けることで、読み取り・書き込みが行われる

取り付け方法

  • 接着剤
  • 両面テープ
  • インジェクションモールド etc

通信距離(参考)

RFID(タグ・リーダ)をお求めのお客様

ムラタでは各種RFIDタグ・リーダのみの販売も行っています。
詳しくは製品情報ページをご覧ください。