騒音に負けない音声革命。
“あなたの声だけ”をとらえる
マスク装着型音声入力デバイス
「mask voice clip」
マスク表面の微細な振動を検出することで、
騒音環境下や複数話者が同時に発話する環境でも、
話者本人の音声のみをリアルタイム・高精度に抽出できます。

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  • 募集内容

    mask voice clipを使用して騒音環境下での音声入力やコミュニケーションの課題解決をしたいとお考えのパートナー

  • 活用商材

    マスク装着型音声入力デバイス「mask voice clip」
    ※当商材は開発品であるため、仕様は事前の告知なく変更される場合があります。

MATCHING
POINT

  • ・医療や製造、建設業などのマスクを装着する現場での音声入力の導入を検討されている方
  • ・マスク装着型音声入力デバイスの活用アイデアをお持ちの方
デバイス画像

「mask voice clip」は、騒音環境下でも話者の声だけをリアルタイムかつ高精度に抽出できるマスク装着型音声入力デバイスです。
村田製作所ではこの技術に興味のある方、活用アイデアをお持ちの方、医療や製造、建設などをはじめとした現場で音声入力の導入を検討されている方を募集しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

「CEATEC AWARD 2025」デジタル大臣賞受賞!
マスク装着型音声入力デバイス「mask voice clip」
「CEATEC AWARD 2025」デジタル大臣賞受賞!

開発の背景

「mask voice clip」のサンプル画像 マスクに装着するクリップ型デバイス

生成AIの成長が著しい昨今、音声はデジタルとの最も直感的な接点になりつつあります。しかし現実には、医療・製造・建設といった“マスク着用は必須・騒音は日常”という現場では、音声入力の活用が進んでいません。
これは、周囲の雑音や他者の声による誤認識、マスク越しの声の聞き取りづらさなど、従来の音声入力技術では避けにくい課題が存在していることもその要因のひとつとして考えられます。
この課題解決のために開発したmask voice clipは、雑音や騒音の多い環境でも話者の音声を高精度に抽出するマスク装着型の音声入力デバイスです。
マスクの表面に発生する微細な物理振動を捕らえることで、周囲の雑音や他者の声に妨げられることなく、話者本人の音声をリアルタイムかつ正確に取得できます。
2025年10月に開催されたCEATEC2025でのCEATEC AWARDにおいてデジタル大臣賞を受賞し、多方面から注目を集める次世代技術です。

mask voice clipの特長

特長01騒音環境下でも話者の声だけを“物理的に”選択し、確実にキャッチ!

mask voice clipは、ムラタの圧電フィルムセンサ「PicoleafTMを活用して、マスク表面の微細な物理振動を検出します。一般的なヘッドセット型マイクは空気振動を検出するため、周囲の音が混入しやすくなります。また、咽喉マイクなどの皮膚接触型マイクは、生体組織を介して振動を取得する構造上、高音域の成分が減衰しやすく、子音の識別に影響が出る場合があります。また、首元への密着装着が必要となるため、装着時の違和感や動作時の擦過ノイズが生じやすいという特性もあります。一方でmask voice clipは発話時のマスクの微小な振動を計測する方式を採用しているため、外部の音が物理的に遮断され、外部の音の影響を受けずに話者の音声を高精度で取得することができます。
これにより、騒音環境下や複数話者が存在する環境、プライバシー配慮が求められる場面など、さまざまな用途での活用が期待できます。

音声入力のメカニズムの図 音声入力のメカニズム
文字誤り率(CER)の比較グラフ 一般的なピンマイクとmask voice clipの
文字誤り率(CER)の比較1

特長02着脱容易なクリップ型デバイスで衛生管理が容易

mask voice clipはクリップ式のデザインを採用しており、マスクに簡単に着脱できます。特別な装置や複雑な固定具は不要で、作業前後や使用者の交代時にもスムーズに取り付け・取り外しが可能です。このため、使い捨てマスクを使用する際もデバイス部分を再利用でき、衛生管理が容易です。

mask voice clipの画像

特長03ソフトウェア処理に頼らない、低遅延・省電力な音声入力

mask voice clipは、ハードウェア設計によってノイズの少ない音声入力を実現しています。AIによるノイズ除去などの後処理を必要としないため、GPUなどの高い計算資源に依存せず、音声入力の遅延を極めて小さく抑えられるのが特長です。製造現場や医療現場など、即時性と信頼性が求められる用途に適した音声インターフェースです。

mask voice clipの想定活用シーン

想定活用シーン01現場状況の作業指示や音声記録

mask voice clipをつけた建設現場の画像

周囲の騒音の影響を受けずに話者本人の音声を正確に記録できるため、特に周りが騒がしい工事現場や製造ラインにおいて、外部の音の影響を受けずを気にせず作業指示を出したり、作業を記録することができます。

想定活用シーン02音声でのハンズフリー操作

mask voice clipをつけた医療現場の画像

mask voice clipは、両手がふさがっている作業環境での活用に適しています。
例えば、工場での機械操作や、医療現場での処置中に手を使わずに機器操作が可能です。

お問い合わせ

村田製作所は、マスク装着型音声入力デバイス「mask voice clip」の製品化を目指し、開発や実証実験を進めています。
マスクを装着する現場での音声入力の導入を検討されている方、当デバイスの活用アイデアをお持ちの方を募集しています。
ご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせフォームにてお問い合わせください。
※当商材は開発品であるため、仕様は事前の告知なく変更される場合があります。

村田製作所 技術・事業開発本部 技術イノベーション戦略部 村田製作所 技術・事業開発本部 技術イノベーション戦略部

開発者の声

村田製作所
技術・事業開発本部 技術イノベーション戦略部

森田 暢謙(もりた まさのり)
野々垣 弥玖(ののがき みく)

mask voice clip は、東京大学大学院情報学環 暦本研究室との共同研究1 から生まれた音声入力技術です。
CEATEC AWARD 2025 審査委員会からは、音源選択性とノイズ耐性を構造的に両立している点や、製造業や医療現場など、騒音環境下かつマスク着用が求められる状況における次世代音声インターフェースとしての高い有用性が評価されました。2
マスク着用時の発話や音声認識を課題ではなく前提条件として捉え、新たな価値へと転換するアプローチが認められたものと受け止めています。
さらに本技術は、将来的にサイレントスピーチや新たな音声入力ソリューションへの応用など、コミュニケーションの在り方そのものを拡張する可能性も期待されています。 私たちは、本技術が実際の現場で役立ち、現場の困りごとを解決してこそ真価を発揮すると考え、社会に根づく製品化・事業化を推進しています。

もし本技術にご関心をお持ちいただけるようでしたら、ぜひお気軽にお声がけください。“次世代の音声インターフェース”という新しい未来を、共に切り拓いてくださるパートナーとの出会いを心よりお待ちしております。

参考文献

  • (1)Hirotaka Hiraki and Jun Rekimoto. 2025. MaskClip: Detachable Clip-on Piezoelectric Sensing of Mask Surface Vibrations for Real-time Noise-Robust Speech Input. In Proceedings of the Augmented Humans International Conference 2025( AHs ’25 ). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, 333-344.
    https://doi.org/10.1145/3745900.3746088
  • (2)CEATEC AWARD 2025 総務大臣賞・経済産業大臣賞・デジタル大臣賞 新設のモビリティ賞を含む部門賞がそれぞれ決定
    https://www.jeita.or.jp/japanese/topics/2025/1007award.pdf

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