超薄型で高感度のシート状温度センサ
「フィルムサーミスタ」で
製品の付加価値を高める
村田製作所の技術を結集して開発された「フィルムサーミスタ」。
この技術を活用してユニークな製品を共創していただけるパートナーを募集します。

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  • 募集内容

    超薄型・高感度な「フィルムサーミスタ」を活用して、ユニークな製品を共創していただけるパートナー

  • 活用商材

    厚さは僅か50ミクロン、自由に折り曲げられるシート状の温度センサ「フィルムサーミスタ」
    ※当商材は開発品であるため、仕様は事前の告知なく変更される場合があります。

MATCHING
POINT

  • バッテリ、医療機器、生産機器で温度管理・熱解析に課題を抱えられている企業様
デバイス画像

PCやスマホをはじめとする電子機器の性能を最大限に発揮し、事故を防止するためには、バッテリなどパーツの正確な温度計測が欠かせません。そこで、村田製作所は超薄型シート状の温度センサ「フィルムサーミスタ」を開発しました。フィルムサーミスタは高感度で応答速度が速いため、微少な温度変化や急激な温度上昇といった変化を素早く捉えることが可能です。さらに、薄型で自由に曲げることができるため、狭い隙間に挟み込んで温度を計測することが可能です。また、多数のフィルムサーミスタを並べて配置することで、温度分布を把握できます。この「フィルムサーミスタ」を活用した新しい製品の開発や、熱解析に利用して課題を解決したい共創パートナー様を募集しています。

フィルムサーミスタとは

フィルムサーミスタのサンプル画像 樹脂フィルムの上に
超薄型サーミスタが形成されている

「フィルムサーミスタ」とは、温度計測が可能なシート状のNTCサーミスタです。樹脂フィルム上に超薄型のサーミスタを形成することに成功しました。
この技術の核となるのが低温セラミック焼結技術です。さらに長年セラミックの研究開発を行ってきた村田製作所の独自技術や基板製品のシート関連技術も活用されています。
フィルムサーミスタは、村田製作所の技術の結晶と言えます。

フィルムサーミスタの形状、応答速度や多点検知による熱の推移などをデモンストレーションで紹介しています。ぜひご覧下さい。

フィルムサーミスタの特長

特長01コピー用紙よりも薄い、厚さ50ミクロンのフィルム形状

従来のチップ型サーミスタが厚さ約300ミクロン(0402サイズ想定)だったのに対し、フィルムサーミスタはその1/6の厚さ50ミクロンを実現。また、低温でセラミックを焼結する技術を利用することで、樹脂フィルムの上に超薄型のサーミスタを形成することが可能となりました。フィルムサーミスタは薄くなったことで、従来のチップ型サーミスタにはなかった特長も備えるようになりました(詳しくは特長02以下で紹介)。

フィルムサーミスタと従来品の形状比較図 従来のチップ型サーミスタの
1/6の厚さ50ミクロンを実現

特長02微少または急速な温度変化に追随し、リアルタイムに測定できる

フィルムサーミスタは非常に薄いため、従来のチップ型サーミスタに比べて熱容量が小さく、極めて微小な温度変化を拾うことができます。また、計測対象物の急速な温度変化にも素早く追従し正確に測定できる応答速度の速さが特長です。

フィルムサーミスタと従来品の温度変化の比較図 薄いセンサなので、
ごく微小な温度変化を拾うことができる
フィルムサーミスタと従来品の温度変化の比較グラフ 薄いセンサなので、
急速な温度変化に追従し、測定できる

特長03測定が難しい場所でも温度計測可能なフレキシブルな形状

フィルムサーミスタは直径1cmまで曲げることができます。この特性を活かして、パイプや植物などに巻き付けたり、複雑な曲面に貼り付けたりして、それらの表面温度を計測することが可能です。フィルムサーミスタは薄くて自由に曲げられるため、狭小な隙間の温度など、従来のチップ型サーミスタでは難しかった場所の温度も正確に計測できます。また、圧力耐性も高く、圧力がかかる場所での温度計測も可能です。

フィルムサーミスタを折り曲げた画像 フィルムサーミスタを折り曲げた画像 フィルムサーミスタはフレキシブルで、
直径1cmまで曲げることができる

特長04複数つなげて熱の流れを面で捉える多点検知機能

複数のフィルムサーミスタを使って面状に配置することによって、温度分布を測定し、熱の流れを可視化できます。サーモグラフィではできない、見えない場所の温度の測定が可能です。

熱の流れを可視化 熱の流れを可視化 フィルムサーミスタを複数並べることで、“熱の流れ”を捉えることができる

フィルムサーミスタの用途例

活用例01バッテリのパフォーマンス向上

バッテリの充電画像 バッテリの温度をモニタリングして
劣化や危険な兆候を検知

スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などで使われているバッテリの温度モニタリング用途での活用が見込まれます。きめ細やかな温度管理を行うことで、劣化や危険な兆候をいち早く検知し、バッテリ性能を向上させ、機器の駆動時間や電気自動車の走行距離を伸ばすといったことが可能となります。

活用例02薄型フィルム形状を活かした医療用機器や診断のサポート

マスクの画像 マスクなどに実装して体温の変化を把握できる

薄いフィルム形状を活かして健康医療機器分野での利用が期待されます。例えば、マスクなどにフィルムサーミスタを実装して体温を計測することで、健康状態を把握し、診断や病気の予防に役立つ可能性があります。他にも、内視鏡の先に取り付けて体内温度のリアルタイム計測を行い診断に活用、より短時間で正確な体温計の開発での活用などが挙げられます。

活用例03生産設備や電子機器の設計や品質管理

作業するロボットアームの画像 生産プロセスの安定性や品質の向上に貢献

工場の生産設備や電子機器の熱設計では、温度管理の複雑性や発熱対策、コスト制約など多くの課題が存在します。フィルムサーミスタの高速応答や多点検知という特長を活かすことで、熱の流れがリアルタイムで可視化され、生産プロセスの安定性や品質の向上に大きく貢献します。

お問い合わせ

村田製作所では、フィルムサーミスタを活用した新しい製品の開発や、
熱解析に利用して課題を解決したい共創パートナー様を募集しています。
村田製作所との協業にご関心のある企業様は、お問い合わせフォームにてお気軽にお問い合わせください。
※当商材は開発品であるため、仕様は事前の告知なく変更される場合があります。

村田製作所 技術・事業開発本部新規技術センター先端技術研究開発部 村田製作所 技術・事業開発本部新規技術センター先端技術研究開発部

開発者の声

村田製作所
技術・事業開発本部新規技術センター先端技術研究開発部

福谷 達矢(ふくたに たつや)

電子機器の小型化や高性能化により熱に関する課題が急増しています。従来の温度測定手法に課題を抱えている企業様と業界の枠を超えてともに取り組み、一つでも多くのイノベーションを創出していきたいです。ぜひお気軽にお問い合わせください。

技術・事業開発本部新規技術センター先端技術研究開発部
品川 歩(しながわ あゆみ)

「フィルムサーミスタ」を出展した展示会において、来場者からポジティブな反応をいただいた際は、この技術が社会に貢献ができることを再確認しました。従来の手法では計測が困難であった箇所や温度の変動をリアルタイムでモニタリングできるこの技術には大きな可能性を感じています。今後、温度管理が可能な対象物を増やし、さまざまな分野で貢献できれば嬉しいです。

技術・事業開発本部新規技術センター先端技術研究開発部
井手 宏明(いで ひろあき)

入社時にフィルムサーミスタの研究開発に配属されて以降、この技術とキャリアを共にしてきました。薄さを極限まで追求することで誕生したフィルムサーミスタは、ムラタらしさに満ち溢れた技術だと自負しています。ムラタが小型化を追求することで世の中に価値を提供してきたように、この商品も「薄さ」によって新たな価値を提供できると考えています。

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