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空間可視化ソリューションAIRSual

導入事例学校のCO2濃度の可視化と
感染症対策への活用

京都市立上鳥羽小学校様

京都市立上鳥羽小学校 村上教頭先生

京都市立上鳥羽小学校 村上教頭先生

  • 業種

    学校教育業

  • 施設利用者数

    約400名(生徒約370名、教員21名)

  • 導入目的

    教室内のCO2濃度可視化による感染症対策への活用

  • 導入規模

    15台(教室14台、玄関1台)設置

  • 導入前の課題

    • 感染症対策のリスクへの効果的な解決策がない
    • 感染症対策をどのタイミングでどの程度実施するのか明確な基準がなかった
    • 換気ができている、できてない教室の判別や管理が難しかった
  • 採用の決め手

    AIRSualは各教室のCO2濃度や明確な換気タイミングを可視化することができ、定量的な根拠を持って換気等の行動を実施できると考えた

  • 導入後の効果

    • 明確な基準が示されたことで、換気などの行動に納得感が出て、行動に移しやすくなった。その結果、高学年を中心に自発的な行動を取る生徒が増えている。
    • 効率、適切な換気ができるようになった
    • 保護者を含めた学校関係者に安心感を持ってもらう事ができた

CO2濃度可視化の仕組み

14の教室にCO2センサを配置してCO2濃度を可視化し、職員室のAIRSualで各教室で一括モニタリングする形で運用しました。教室のCO2濃度の基準値を超えた場合、対象の教室に職員室からアナウンスを入れ、担任の教員や生徒が随時換気を行います。
日常的に各教室にAIRSualを配置すると、生徒がコードやモニタ台に引っかかったり、機器が破損する危険もあるため、日常的に教室にAIRSualを配置するのは見送りましたが、参観日やイベント開催時必要に応じて各教室にAIRSualを配置してCO2濃度を可視化するという形を取っています。

教室(14カ所)と玄関(1カ所)にCO2センサを設置し、CO2濃度を職員室で一括モニタリングできる体制を構築

イメージ図、教室(14カ所)と玄関(1カ所)にCO2センサを設置し、CO2濃度を職員室で一括モニタリングできる体制を構築

各教室の教卓の下にCO2センサを設置

イメージ図、各教室の教卓の下にCO2センサを設置

導入の背景と課題

新型コロナウィルスやインフルエンザを始めとした感染症や熱中症などのリスクに対し、生徒が多数集まり共に生活する教育現場での効果的な解決策がありませんでした。
各教室で換気を行うなどできる限りの対策は取っていたものの、適切な換気できているか、換気の適切なタイミングの判別が難しく、さらにそれらを多数の教室で状態を判別・管理することは困難を極めていました。
また、空気清浄機など空気の入替を促進する機器は高価なため、全教室に設置することができず、授業参観日や創立150年記念式典など、生徒以外の保護者を含めた不特定多数の人が集まるイベントの開催に躊躇していました。

採用の決め手

感染症対策の具体的な根拠がなく、どの程度の頻度で換気を実施すれば良いかわからなかったため、現場が右往左往している状態でした。
しかし、AIRSualの導入し、CO2濃度などの具体的なデータを可視化できれば、そのデータを根拠にした換気などの感染症対策を適切かつ効率的に実施できると考えました。
もしCO2濃度の基準値を超える教室が発生した場合でも、私たち教職員が適切なタイミングで換気を促すフローを作って運用できると考えました。
また、生徒が下校後の時間帯で設置するなど、臨機応変な導入サポートをいただく事ができため、今回採用に至りました。

導入の効果

換気などの感染症対策の明確な基準が無く困っていましたが、学校で換気設備を取り入れる事は難しく、常に教室の窓を開けておくことも非効率に感じていました。
しかし、AIRSualで可視されたデータにより、明確な基準が示されたため、換気などの行動に納得感がでました。
これは高学年の生徒を中心に自発的な換気を行うようになるという行動の変化や、授業参観日や創立150年式典のイベントの際に安心して保護者や関係者に来校いただくことができた、という効果に繋がりました。
また、どの程度換気が必要なのかも可視化されるため、以前よりも効率的な換気ができていると感じます。

掲示物モニタの画像

AIRSualとともに換気の目安を記載した掲示物を設置

式典での可視化画像

夏に開催された創立150年式典ではCO2濃度だけでなく、
熱中症指数を可視化しリスク管理

導入後の関係者の反応

  • 保護者アイコン

    - 保護者の反応 -

    授業参観日に「感染者が増えているのに本当に開催するのか?」、「対策はきちんとできるのか?」という問い合わせがありましたが、CO2濃度や温湿度がリアルタイムで可視化でき、換気を促すアラート機能を備えたAIRSualを設置すること、全教室のCO2濃度を職員室で一括モニタリングしていることを伝えると、安心して来校いただく事ができました。

  • 生徒アイコン

    - 生徒の反応 -

    高学年を中心に自発的に換気などの行動を取れるようになってきている生徒が増えています。
    また、AIRSualの付近にキャラクターを使った掲示物を配置したところ、興味を持ってくれる生徒がいたり、警告や危険な状況の時のアナウンスがどうなっているのか関心をつ生徒が増えました。

  • 教職員アイコン

    - 教職員の反応 -

    導入前は機器の使い方などに不安を持っている教職員もおり、実際に施設のWi-Fiの調子が悪かったため、自分たちで接続を調整することが出来ないというトラブルが発生することがありました。
    しかし、AIRSualの機能面では全く問題なく、当初の課題であった感染症対策に役立てる事ができているとの声が挙がっています。

今後の展望

前述の通りWi-Fi接続のトラブルがありましたが、AIRSualの機能面については全く問題無かった上、毎回調整で村田製作所様に来てもらい調整をしてもらう事ができたのが大変助かりました。

今後はAIRSual導入をきっかけに、さらに自発的に換気などの感染症対策の行動が取れるようになって欲しいと思います。

また、感染症対策とは異なりますが、AIRSualで取得できる温湿度データを使って理科や家庭科の授業に使ったり、将来学校内の照明がLEDになることから、照度データを環境の教育で使ったりと生徒たちの教育に活かせれば、と考えています。